2024/05/12 13:36



『ベーキングパウダーを入れたのに

焼き上がった生地がぺしゃんこ!!!』


こんな経験はありますか?


グルテンもイースト菌も使わないKETOベイキングで

ベーキングパウダーは膨張剤として必須。


・そもそもベーキングパウダーとは?


 ベーキングパウダーの主成分は炭酸水素ナトリウム(重曹)です。

そして補助的な役割で用いられるのが酸性剤(酒石酸やクエン酸、第一リン酸カルシウムなど)です。

重曹に酸性剤が加わると炭酸ガスが発生されます。

ベーキングパウダーを保存している時に重曹と酸性剤が反応しないように炭酸ガスの発生を防ぐ必要があります。

そのために遮断剤(コーンスターチなど)が入っています。


 

そしてそこに水や熱が加わると遮断剤の役割が終わり大きく反応して膨らみます。

生地を作る時に水分を入れてから焼きますので炭酸ガスは2回発生します。


 

では、水と加熱があれば炭酸ガスが発生するのに

どうしてベーキングパウダーを入れても膨らまない

ということが起こるのでしょうか?


原因は4つ考えられます。


 

①そもそもベーキングパウダーの量が少ない。

 量が少なければ炭酸ガスの発生しても膨らみがたりなくなります。

この場合はベーキングパウダーの量を少し増やして使うと

解決できそうですね。


 

②生地の材料を混ぜ合わせてから焼くまで生地を長く休ませたり

放置してしまった。


 見ることはできないですがベーキングパウダーを水分と混ざると反応して炭酸ガスが出て来ます。

出来上がった生地を長時間放置すると

炭酸ガスが生地からぬけていってしまう、

ということです。

材料を手早く混ぜ合わせ、なるべく早くオーブンに入れられるよう、

予熱が必要な場合は早めに予熱を開始して準備しておくのが

良いですね。



 ③ベーキングパウダーの劣化


ベーキングパウダーを時々しか使わない方は要注意⚠


1度開封すると空気中の水分にも反応しているので

どんどん膨らむ力が弱くなってしまいます。

時々しかベーキングパウダーを使わない方は

小分けに売られているベーキングパウダーがおすすめです♪


④卵や脂質が乳化できていない

 

 生地に混ぜむらがあると卵と脂質(バターやオイルなど)が分離し、

生地の膨らみに影響します。

生地を作る時に、

卵をしっかり溶いてから少しずつ加えるなど

混ぜむらが出来ないように気をつけてみましょう。


最後に、、、


ベーキングパウダーが劣化していないかテストの仕方を

ご紹介します。


・コップに小さじ半分ぐらいのベーキングパウダーを入れ、

熱湯を40cc注ぎます。


サイダーのように激しく

シュワシュワーっとなれば、

まだ膨らませる力があるということです。



生地の膨らみが気になる方はぜひ試してみてくださいね!


最後まで読んでいただき

ありがとうございます♡